エデュカルチャーチャンネルとは?
仕事がらいろんな方にお会いします。
演奏家、歌手、指揮者、作詞家、作曲家、
編集者、研究者、プロデュサー、ディレクター、デザイナー、
そして時には言葉にできないくらい不思議な方にも(笑)。
そして、それぞれ皆さん素晴らしい仕事をされています。
でも、ちょっと振り返ってみると、
僕たちはそのひとつひとつの「仕事」の前を知らぬままに
通り過ぎてしまっているのではないか、
それはもったいない!!
…そんな想いが、ある日胸をよぎりました。
それからもうひとつ。
日頃読んだり、聴いたり、観たりする本、CDやコンサート、
あるいは映画やアートを作っている人たちに、突如会いたくなることがあります。
そして直接尋ねたくなるのです。
“どうしてこのコンサートを開きたいと思ったのですか?”
“どうしてこの曲を作曲したのですか?”
“この本で一番言いたかったことは何ですか?”
“今、どんなことに関心がありますか?”って。
かなり以前から、この想いは活字媒体の世界で
「インタビュー」という形をとって実践してきたのですが、
もっともっと「生の声」を聞くには、やはり動画が適しているんじゃないか、
最近つくづくそう考えるようになりました。
実際、どんなに一見、取っつき難い仕事をされているような人でも、
直接お会いして話を聞いてみると意外と「スルッと」理解できたりすることを、
今までの取材の中でいくつか経験してきました。
やはり、人には会ってみるのが一番というわけです。
じゃあ、このふたつの想いを僕なりに遂げるにはどうしたらいいのか。
そこで考えたのがこのEdu-Culture Channelです。
とにかく僕が気になっている人、会いたい人に直接会って話を聞いてみよう。
そしてそれを多くの人とインターネットを通じて共有しよう。
ご覧のとおり、Edu-Cultureとは「教育=education」と「文化= Culture」を
つなぎ合わせて作った言葉です。
ずいぶんとたいそうなネーミングではありますが、
名前負けしない様、少しずつ充実した内容にしていきたいと思っています。
膨大な情報が日々生まれ消えていく、高度な情報社会に僕たちは生きています。
それは避けがたい事実です。
でも、その中で本当に大切な情報を僕たちは手に入れているのか、
そのためにどんなアクションを起こしているのか
―これは僕にとってもとても大切な課題です。
Edu-Culture Channelがその課題に応える「場」となることは決してないと思います。
でも、それについて考えるための「契機」ではありたい、そう願っています。
どうぞ宜しくご支援のほど、お願い致します!!
ゆ~たん音楽堂店主
坂元勇仁
2009年7月1日